関節痛~股・指・肘・膝などの症状と原因

肘の関節の痛み

 

 

肘は上腕と前腕をつないでいる関節です。自分の体重を支えることになる膝関節とは違って、肘関節は基本的には大きな障害が少ない関節です。しかし、肘の曲げ伸ばしを頻繁に行うスポーツなどの場合では、肘関節痛が現れやすくなります。

 

 

肘に痛みがあっても、肘関節にではなく、周囲の筋肉に問題がある場合もあります。例えば、前腕からの筋肉が付着している部分の障害が、肘関節痛の原因となることがあるのです。

 

 

また、腕や手にしびれを伴う肘関節痛は、首や肩関節、手関節が原因となっている場合もあります。肘関節痛でよくみられるのは野球肘と呼ばれるものです。野球肘は野球によって肘を酷使しすぎた場合や、野球の送球フォームの悪さなどから痛みが現れるようになります。

 

 

ほとんどの場合、肘関節の内側と外側、そして肘関節の後方に限定された痛みがあります。中でも外側の肘関節痛は重症度が高く、内側の肘関節痛に比べて治りにくいといわれています。

 

 

テニス肘も肘関節に痛みを引起す疾患のひとつです。テニス肘とは正式には上腕骨上顆炎のことであり、テニスによって発生することもありますが、ゴルフやポーリングなどのスポーツでも発生しますし、スポーツをしなくても発生することがあります。

 

 

テニス肘はテニスをするしないに関わらず40才代の女性に多く、これは加齢による筋肉の衰えもその原因となりますが、伸筋と屈筋とのバランスや、柔軟性の欠如などによることが多いようです。