関節痛~股・指・肘・膝などの症状と原因

膝の関節の痛み

 

 

膝の関節も股関節と同じように自身の体重を支えるために非常に重要な部分です。膝の関節はその分、疲労も溜まりやすく消耗も大きいため、膝の関節の痛みというものは非常によく現れるようになります。また膝の関節の場合は、膝の部分に水が溜まるという、膝の関節特有の症状が現れることもあります。

 

 

膝の関節痛の主な原因としては、スポーツのしすぎや加齢などがあります。膝の関節痛はスポーツ外傷によって発生することが多く、単独で膝を損傷する場合と色々な外傷が混ざり合って膝を損傷する場合とがあります。

 

 

その主なものとしては、半月盤損傷、靭帯損傷、内側側副靭帯損傷、前十字靭帯損傷などがあり、膝の関節痛の原因となります。スポーツによる外傷が原因ではなく、スポーツによって膝の関節を繰り返し使いすぎることが原因となる場合には、スポーツ障害と呼ばれます。

 

 

例えば、長距離のランニングを繰り返すことによって膝の関節を過度に使いすぎてしまうと、膝に障害が発生します。これはランナー膝と呼ばれており、その疾患には膝蓋軟骨軟化症や腸脛靭帯炎、鵞足炎などがあります。

 

 

また、バレーボールやバスケットボールなどでジャンプを繰り返すことの多いスポーツ選手に多発するケースはジャンパー膝と呼ばれ、これも膝の過度の使いすぎから発症する障害の一例です。一方、非外傷性の膝の関節痛の原因としては、変形性膝関節症、神経病性関節症、炎症性疾患、慢性関節リウマチなどがあります。